六識園の入り口に戻るはじめに… ・・
この頃（H21 11/8記）家の古家を片付けました。
今までなんとなく残してきた雑古書物や新聞切り抜き写真、画、本、記録メモなどが、わんさわんさと出てきました。
ゴミと思いたくない宝の山？片付け仕事にはなかなか進みません。見直してみると全てが懐かしく捨てるに忍びない。
時代がいかに変化しても何かに役に立ちそうな欲の深い考え方です。
私が六識園のホームページを開いたのが平成16年の頃。身の廻りの興味あるところから少しづつ始めてみました。
聞いたことや驚いたことも含め感謝の思いなどの記跡です。
この伊那谷の恵まれた自然の中に身を置けること、四季の移り変わり、農業.特にリンゴ作りへの関わりや家族のこと
、人々との出会いや動植物との共生など…又、平成18年から村議会議員の任につき、その議員活動も加えました。
日々に一貫した筋もなく順序もなく思いのままの記録です。
昭和51年11月27日、中川村の郷土史研究家で村民に広く名を知られた下平加賀雄さんが、80歳でこの世を去りました。
小柄でいつもかばんを肩にかけ、村内隈なく見て歩き、歴史の調べに胸弾ませ動かれた先生、有線放送の職務がら親しくご指導いただき
お付き合いさせてをいただきましたが、ある文章のあとがきに、先生の文として、次のような言葉を残されました。
…… 幼稚なもの たどたどしいもの 素朴なもの 生活に即したもの ありのままのものにいかにひかれることか
魅力とはそうしたものだ 泥くささの中から 貧しさの中から 台所の隅から はきだめの中から真実が生まれる ……
下平先生の温顔が眼の前に浮かんできます。
先生の言葉を大事にして、これからのHPに活かしていきたいと思います。
農業は、果物も野菜も味命
紅玉
りんご古木 ふじ
