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六識園の日記 「おもしろく考える」 其の2へ
平成19年5月〜12月 「学び」とは毎日の小さな「驚き」の「発見」
12/26
手作りの味 ケーキ頂く
りんご
(紅玉)の香りや果糖、酸味を生かして…成るほどなあと見て味わって楽しませていただいた。 色焦げ美味最高。
シャモニーさん作
12/25
今日の連くん すっかり冬支度だ 一輪車で外に遊ぶ
12/23 Pm1:00
お別れの式に…気賀澤隆三さんの葬儀
冬割れの景色の中、梢を鳴らす風の音が何とも寂しく感じた。
天台宗光善寺住職の天に召されていくような重いお教のうねりの中に式が始まった。
正面,中央高段に安置された遺影。メリ張りのあるあの元気な組合長の声が今にも聞こえてきそう。
「己を忘れて田を利す」「農業、農協に賭けられた情熱」…「開かれた農協」を常として口にされてきた在りし日の組合長が偲ばれる。
息子さんが式の最後のお礼の言葉の中に述べられた「父から教えられた二つのこと」。その一つは「食事の食べ方」
二つとして「草の刈り方」鎌は回数よく砥ぐことの能率性…力を入れるだけでは効は成さずの合理主義者だったと話を結んだ。
「興起の魂をもって旅立ちました」と父感謝への言葉も加えられた。
式場を退席する折、玄関ホール遺影に添えられた 「またひとつ花につれゆく命かな」 の色紙、句が心に悲しかった。
(尊重を汚しました)
有線番組表から
12/21
気賀澤隆三さん宅(駒ヶ根)
訪ねる(Am8:30 )
安らかな眠り
床の間に息子さんが、お顔を拝して下さり「観音さまのようです」と優しく口にされた。
奥さんが「主人は頑固、豪快に見られたけれど芯根はとても優しく気の付く人でした」「私が外へ一緒に出ることは
殆ど無く家守ることに努めました」とその内助の努め、解放の思いを口にされた。
既に用意されていた「2008年賀状」が枕もとに寂しい…帆かけ船に乗る姿が写り出されていて新しい世界の船出を思った。
突然のお別れ。残念で悲しいけれど親しく尊い出会いをいただいて本当に良かったと思う。
12/20
悲しい……
気賀澤隆三さんの訃報(元伊南農協組合長)
二ヶ月程前の朝 「年齢には勝てんな、弱くなったよ…」 と電話を頂いた気賀澤さんが、昨日(19日)夕
突然に病院で亡くなったと連絡を頂いた。 信じられない。残念で悲しい。力が抜けそう…。どうする。
明日の朝、、自宅にお顔を見せていただく事を腹に決める。
気賀澤さんの人味が写真にあった。人が燃える時自分も勇気が与えられた
開国的な心、開かれた農協をよく口にされていた。
種蒔けば芽が出、花咲き実る。経験と感、農業の武器は自然である
有線退職後、祝席をもって迎えて下さった時…(駒ヶ根) 我が家、床の間で奥さんと…
元組合長、気賀澤さんが奥さんと我が家を訪ねて下さったのが2002年11月12日。11時頃は小雨模様で
家に入っていただいた。これは「太平山」「俺の好きな山形の酒だ」「ヌルめに燗をつけてくれや」持参の一升瓶を
勧めてくれた。4時頃雨上がる。果樹園内を歩いていただいた。パチ、パチ写真…後に送って下さった。
常に励まして下さるその心を頂ける。でも、もうお話が出来ない。…とても悲しい一日となる
。
12/19
人の先は分からない……母の事
今朝の母は体調がおかしく歩けない。その重さから救急車にお世話になり午後病院へ。
両足に水溜りが原因と聞いた。幸い家のベットに戻ることができた。
12/17
厳寒期…りんご選果場は…
六識園の選果場は古家の軒下を改造したもの。面積はそこそこ満たされているが外郭は完全密封された状態にない。
夜の冷え込みが厳しくなると夜風がスースー入り、りんごが氷らないかと心配するほど…。
しかしこの頃思う事は密封してない曝しの状態がりんごを依り自然的に保てる様に思えてきた。
(室内に閉じ込めない)
りんごは本来寒さに強く温かいとボケが生じ乾燥も早い。暖かい日、ジョロで床水をかけ水分湿度を高
める時がある。
夜作業を終えて消灯の時、そうは云っても「りんご」が寒くないかとダンボールやパック、新聞紙、毛布など作業途中のりん
ごにかぶすとその場を離れる事ができる。(写真)。 りんごも生き物、息をしている。
12/16
あんぽ柿(半熟)挑戦
中央道甲府のドライブインに寄ると目につく「あんぽ柿」や福島県から頂く「あんぽ柿」は味好く色鮮やかで興味深い。
信州伊那谷は市田柿が有名で村内栽培者多く、干し柿生産が年時盛んだが「あんぽ柿」の話題は比較的少ない。
今年大きな「ハチヤ柿」を沢山頂いたので「あんぽ柿」を意識して干してみた。白く粉の吹く前に…取り込み
これから家内で乾燥を控え半熟の美味しい「干し柿」を楽しみたい。
世は流行を帯び同品大量が出回る傾向にあるが、他所に見られない品姿、味わえない作品に「こだわり」を深めたい
干し柿「ハチヤ」取り込み
(12/16) 家の周り見渡せば「さんしゅう」の実熟す
白く粉がふいた「市田柿」(小玉)と「平種」
12/16 「
りんご宅急便伝票」書き合わせ
郵便番号、電話番号、お届け住所に依頼者住所、届け予定日とサイズの記帳。これがなかなか大変。
名古屋から来た姪のみよちゃんとお友達が手伝ってくれて助かる。
12/16
ラジオを聞きながらの作業…唾液の話
りんご作業にラジオを聞きながらの時間が多い。
NHK「朝の日曜訪問」で
医師で86歳の岡沢美江子さんのお話があった。
75歳の時から唾液の研究を始めたという。
何故唾液? それは唾液によりその人の健康状態が簡単に分かるのではないか。岡沢さんはその調べから「酸化」
「還元」の数値に調べを進めた。
岡沢さんは健康な人の唾液は酸性度が低い。赤ちゃんのそれは極低で、健康状態が良い人は
還元数が高いと云われた。還元食は植物性のもので「
緑茶」が好く老化が少ないといわれる。
植物は低カロリーで
サツマイモは還元度が良いと付け加えられた。
健康診断で、よく「アルカリ性食品」をと教えられるが86歳女医さん岡沢さんのお話、体験談は力強く「なるほど」と
心に響いた。 毎日欠かさないお茶。もっと味わって健康、唾液の為にも…飲もう…と。
12/15
りんご荷造りに……思い出す父(60歳亡)のこと…労農長靴、外出おしゃれ。
長靴を常に履き、長袖の肌シャツを腕捲くり、手ぬぐいを頭に果樹園を動き廻った父と母。タバコが好きで「シンセイ」を
離さなかった。ジャンバーやシャツに匂いが染まるそれが「父の匂い」でもあった。
作業時支度に構わない父も外出、家を離れる時はとてもおしゃれな人だった。
頭は「元禄」で染め、ひげはきれいに剃る。白いワイシャツが似合う父を思い出す。
父が五十歳誕生日ベニヤに書いた「らしくあれ」
写真(上))は加藤剛志さんから当時頂いたもの。(昭和38年頃)
手前リンゴはゴールデンデリシヤス。ワラををひき収穫リンゴを捏ねそれに莚を覆い貯蔵。コンテナの無い時代。
りんご作りは楽しそうだった。愚痴を聞いたことが無かった。台風が来ても言葉少なく物ともせずの心主だった。
優しい笑顔。物事にクヨクヨせず、只、お酒は何よりの楽しみと見えた。テレビ無き、犬、猫、鶏、山羊、羊に囲ま
れた日々。父に教えられた
「らしくあれ」を思う。
12/7〜10
農産の流れ ファームサポート(農作業ボランティア)でお世話になった
工藤由貴さんとの4日間 岡崎市の大学生3年生
信州、伊那谷、農業体験…何故?とお聞きしたら「農産物の生産過程が知りたくて」と応えてくれた。
明るい笑顔が優しく、しっかり者の由貴さんにはじっくり考える心の重みがある。
折りから、林檎選果と荷造りに追われた日々。果樹農家の気忙しい生活、りんご生産に触れどんな感想をもたれ
たことか…。朝、果樹園木々や風景など見て廻る。
昼休み、伊那谷を広く見渡せる近くの高台に登り「この大自然のように大きくのびのび大らかに生きていこうね」と
お話させていただいた。
由貴さん
役場振興課の松村さん来られる…
10日昼別れの時が…。家族写真を撮り「紅玉ジュース」を持ってもらう。お別れだ。
松川インターバス停で「4日間がとても早かったです」…と口にされた。
家族のように融け込んで下さった4日間。話もできた。 バスは名古屋へ…を見送る。
Pm1:52
その夜7時前、由貴さんから電話が…「今着きました。ありがとうございました。岡崎の方がやっぱり温かいです」
明るい弾んだ声が届いた。とても嬉しかった。又おいで。 心からありがとう。
12/12
南箕輪 松沢さん、伊藤さん来
毎年 プラッと来られて園を見ていく。農業、土、適産の話がよく出る。
12/5
母のこと
今年5月頃から母の足が急に弱くなった。介護福祉、皆さんの指導を受けながらの生活に入る。
負けないで 母85歳(中央) 足の運動、手の運動を
熱心に教えてくださる 片桐賢二さん
12/5
朝起きる 霜降りる 冬到来、しみじみと
まだ早い野沢菜漬け
貴重なワラ 飯島さんから頂く
霜4〜5回廻りのの葉が黄色く萎れてきたら漬け頃と聞いた。
雨、雪、風に備える
12/3
冷気深まり、風強く、紅葉、りんごの葉は一揆に落ちていく。雨しとしとの一日だった。
12/3
味本位の選果
毎日選果荷作りに追われる
見かけ以上に味本位の選果。 りんごを持って重いもの、透き通り皮薄い表情のりんごであれば最高。
尻の色が黄色いもの、果割れ、サビ果で不味いものはない。今年は四季に恵まれ、味、果形共良好、虫害、果割れ少ない…。
12/2
大きくなったね…
南木曽町・堀航史さん御家族来(毎年この時期訪ねて下さる)
長男・尚裕君(6歳) 次男・望実ちゃん(2歳) だんだんパパ、ママに似てくる。 魅力の家族だ。
望実ちゃん