1月 睦月 歳時記
年頭年賀 昭夫
1/29 …隣地・梨園木の伐採
昭和30年代の梨といえば「二十世紀」や、「バート」などの洋梨。最近は赤梨が豊富で三水や西洋梨が次々と
数を増して伊那谷特産の二十世紀園が姿を消していく。
二十世紀梨特有、甘くサッパリ果汁豊富な味を魅力に思うのは私だけなのか…
梨本来の熟味を生かす収穫期や販売方法など二十世紀梨を応援してあげたい気持ちになる。
以外に本味、真味が知られていないのではないかと思っている。
1/28 松川町のリンゴ園選定木視る
リンゴ栽培で重要な作業の一つに「剪定」がある
。
まだ剪定前の木で理想とする木が松川に見つかり妻と見た。
生り芽が豊富で木筋が柔らかく垂れ枝樹勢共に申し分ない
。再度時期を変えて見せて頂く事にした。
1/26 リンゴ園肥料撒き
降った雪が3日経過しても解けてくれない。
その雪上に肥料を撒くと撒き状態が解り都合が良い。42袋を撒いた
1/23 Pm3:00
村井知事を囲み語る会講演聴く
知事の話〜
従来「会議」などは「筋書き」が出来て動いていた。それは村井県政として望むところではない。
「医師不足」の現況は県としてまったく恥ずかしいことで重く責任を感じている…。
又、今私が一番腹を立てていることは…と前置きし「年金問題と公務員」の現況に触れ「前代未聞」役人は記録
に強く間違いの無い対応が得意分野なのに…そのずさんさに驚き厭きれはてているとも述べた。
この項「村を見つめて」に記す
1/19 Pm1:00
小泉純一郎元首相主席(政務)
秘書官 飯島勲氏(辰野町出身)
の講演聴く
長野日報社主催の新春特別講演が諏訪市のRAKO華乃井ホテルで行われた。
演題は「政局を語る」で会場の大ホールは立ち見者が出るほどの満席(550名)で約2時間のお話となった
。
開演前
三十五年間にわたって元首相を支え、政治の裏表で常に脚光を浴びた飯島氏講演から…心に残ったお話から、記
この道35年政界、官界、財界、マスコミさまざまな人とお付き合いできた。政治家は誰もが教育、医療、福祉などと口にはしてき
た が本当に手をさしのべる政治家はいない。困った人への政治家の発言はあるが安心した政治が足りないのが実感。
小泉総理は「私利私欲」で仕事はしてこなかった。(損得なしが誇り)。政治家は謙虚と緊張感が大事だと思う。組織はチームワー
クが大事だ。今、自由人になってみて権力の怖さ政治家に謙虚さが大事だと感じる。政治家は判断を誤れば大変な事になる。
自分の主張のみでなく木を見て森を…つまり大局を視てやってほしい。 総理は日本で一番偉い人、したいやりたい事は何でも
出来特権がある。だからこそやってはいけない事がある。だから総理のできないことを秘書として支え助けてあげて欲しいと大塚
和子さんから言われたことが記憶に強い。
小泉は一度決めたら判断変えない。その為多くの人の話を聞いた。沢山の人の話を聞いた上で自分の責任で判断した。それが
一端決めたら貫ぬくことになる。リーダーシップは国民の信頼なくして生まれない。それは年齢経歴を問わず重要な資質だと思う。
官僚組織に小泉は厳しかった。行政改革、公務員改革、規制改革、厳しく対応した。だが単に官僚のせいにしなかった。
役人に
はとんでもない者もいるが誠実、優秀なのも沢山いる。やる気のある組織をどう作るかが政治家の力量だ。役人批判だけではダ
メだ。破壊だけが良いのではない。スーパーコンピューターの様な集まり、使う側の力量で進める。心をもった政治始動、能力を
引き出し生かす。考察してただ意味の無い批判だけではダメだ。
諏訪は自然の好いところだ。外国人も多く訪れると思うが
私が思うには電信柱の地中化、この地から一切電柱を無くす。それだ
けで素晴らしい諏訪になると思う。公共事業として建柱は大事とは思うが電信柱が無いだけで景観が変わる。中電には喜ばれな
いとは思うが…。
議員は「公約」なくして政治は出来ない。「公約」無き福田内閣で選挙ができるわけがない。政策理論が大事だ。議員は無償意識、
発言の出来ない人の代理者でなくてはならない。困った人に党派を越えて手を差しのべる使命が大事だ。
リニア新幹線が諏訪を廻らないとか騒いでいるようで飯田の方を通るかもしれないが、ルートだけでなく特急線で飯田線伊那谷諏訪
をどう生かし守るかを考えるのが政治力だ。 Pm3:00閉会
1/19 諏訪湖畔 文化財指定(市)の天然温泉「片倉館」の湯に…
ロマン漂う洋風建築の百人風呂と云われる「片倉館」は天然温泉を豊富にたたえる大理石造りの浴槽からなり、深さ1.1bの
底には コロコロとした玉砂利が敷き詰められステンドグラスや周囲の彫刻、装飾も豊かに趣も深い。
リューマチ、神経痛、胃腸、糖尿病に効能ありとの事で又来たい温泉となった。
1/18 剪定バサミ購入 …バッテリー式剪定ハサミ 「ニッカリペレンク」
手の病気に「腱鞘炎」がある。長く同じ手作業を続けていると手が痛く作業に影響する。その予防のためにもを思い電動の
ハサミを農協から買う。
リオウムイオンバッテリー安心長寿命
切断コンピューター制御方式
ニッカリペレンク・ リキシオン
(フランス製
)
1/16 夕焼け寒く…Pm5:40
手先が冷たく痛くなる。ふと南を見れば夕焼け沈む間際。飛行機も飛んでいる。
果樹園に猫(トラ)が迎えに来たので剪定やめトラと走った
1/15 雄大な山々の顔 …それにしても寒い
小正月(15日)の中央アルプス、雲一つ無い青い空 山頂白銀輝き果樹園は南風で肌に冷たく空気が重く感じる。
剪定から夕方家に入り温度計を見ると室内3度…寒い訳だ
1/15 (写真下)寒気により結氷した諏訪湖の御神渡現象
(氷がせり上がる)に似て家玄関土鉢の水が
氷り隆起現象となった。
昔はどの田んぼも堤も冬のスケート、厚い氷上での遊びを子供心に思い出す。
全世界で叫ばれている気象変動、地球温暖化問題は身近なところに現われる。便利さを追求する余り後回りしてきた課題を次世代に
残してはならないと思う。
1/13 正月行事Pm2:0
0 どんど焼きで健康願う(柏原5組)
「竹」を中心に各家庭から集めた「しめ縄」や「だるま」山から取ってきた「松」などを飾り高さ7メートル程に組み上げた。
青空にもうもうと煙が立ち勢いよく燃える。皆「お酒」や「ミカン」「重箱」など味わいオキで「おもち」を焼いて楽しんだ
1/13 Pm5:00村新年会
1/11 母の入院 リハビリの為
1/11 ビックリ ”(JA全農長野)発行の 「信州の果実620号」新春号に「六識園」紹介される
全国農協連合会長野県本部発行「信州の果実 」に我が家の古木「六識園の大国光」が掲載された
。
夏、秋に取材に来られたが、秋には私が留守でまさか「1月号見」捲り一面に紹介されるとは思ってもみなかった。
世の中、自然から心離れているのか奇怪な事件殺人ニュースが後を絶たない。。果木を問わず木や緑、自然に目を向け
感謝をし「緑の命」を尊ぶ気持ちが大事かと思う。自然の中に人間は生かされている。動植物から教えられる事が多い。
「大国光」の木が取材を受けて喜んでいるに違いない。
(写真下は全盛の頃の大国光)
18年前頃の大国光 26年の頃…
大国光
1/11 八ヶ岳から届いた干し柿
毎年頂く「画家」石田先生ホーコさんからの真心便「干し柿」。 石田さんは無農薬にこだわり硫黄駆除をされない。
柿一つひとつに心が込められ御主人良介さん(画家)の切絵「寄せ書」に、夫妻お二人の温かい人柄が伝わってくる。
1/8 サル軍団出没約25,隣人の様にジワジワと…
午前10時頃、カメラ向けると多くの猿がパッと山のガサヤブに逃げた
今回の驚きは猿の子供が目についたこと。相当繁殖しているようだ。
人と野生動物のすみ分けに大きな変化異常な事態がある。森の動物の世界に何が起きているのか。
背景に人の減少は大きい。この5年間に新潟県の耕地面積約20万haが休耕放棄田。里山の崩壊で動物が里に近づく
のか。
狩猟禁止が弱いと解く人もいる。豪雪で死なない鹿、温暖化影響、狩猟人口減、山の手入れ不届きで下草がない。
生息地を奪われた動物たちの反乱か。集落に近づけない策として犬の見直しをもっと考えてよいと思う。
これまでの木材中心の森でなく野生動物が生きられる森林つくりをしみじみ思う。
ガサヤブは猿、鹿が好みそう
1/5 正月の美酒に酔う……「福芸」…「災」を除き「幸福」祈る
正月気分を気楽に7人で飲んだ。
大皿に畑からの「ねずみ大根」「青菜」を根ごと収め、そこに家の周りに生きる花木の「サンシュウ」「ナナカマド」ニシキギ「」の枝
赤実を加え赤黄の「りんご」「ハチヤ柿の熟し」「干柿」を盛り自然界に生きるを色として添えた。「花梨」は香りを、お酒は一升瓶
そのままの美酒を味わった。田島の木下宏志さんが突然「おかめ」「きつね」の舞を披露して下さり席盛り上がる。
地域には埋もれた伝統芸能があり芸腕者は年ごとに消える。構わない普段芸、素朴で明るい農村にこそ栄える福芸の尊さを思う。
おかめの舞
きつねの舞
1/3 「キルヘボン京都店」から嬉しい便り…
六識園の「古木りんご」をお菓子に生かして下さる「キルヘボン京都」のスタッフ山岸さんから嬉しいお便りを頂いた。
お菓子の「本味」にその素材として求めて下さるりんご。幸せのことを思う。
お店発展に少しでもお役に立てればを改めて思う。頂いた写真、お便りから店守る熱意、が伝わってくる。ありがとう。
山岸さん
洋菓子いろいろ 店内
1/2雲の動きが魅力 人間・自分の存在の小ささを感じさせてくれる
元旦は雪の散らつく日よりでアルプスは姿を見せなかった
年明け二日は雲の動きが魅力の青い空。西駒の白雪が美しく目を惹いた。
石神の松から西駒見る
… 「雲流れるが如し」の人生だ
中川橋上流…理兵堤防が見られる 天竜川、簗場覗く …寒気に澄んだ水、心地好い水音水清き
四国の蒲原邦さんから頂いた…清風 元気出る。感謝 慌ただしく年賀状、来客、賀酒、動く
十二支の子年、改めのスタートを思う
H20 元旦 「 年ゆたかに、人楽しむ 」
あけましておめでとうございます。
迎えました本年が皆様にとりまして、健康で稔り多き佳き年でありますことを心からお祈り致します
日々が慌しく穏やかになれない時もあります。前向きに謙虚に直向に自分に強く生きていきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
1/1 元旦風景
0時5分
小雪舞う中(地区寺)常蓮寺に初詣、延寿院参拝祈願。
元旦の朝が来た。寒さ厳しい。大地の雪が正月化粧にも見える
1/1 Am8時30分地区、柏原の新年集会へ。…帰りリンゴ木残実に群がる猿と出会う(約20匹)その近くにはキツネまでいる。珍しいこ とだ。
鳥獣サル、、イノシシ、狸にも、野鳥にも生きる世界がある。言葉が通じれば人間に向け意外な生住感想を出すのかもしれない。
人間中心に動く大自然、その環境のとり巻き。…動植物、生き物への優しい心がもっとあっても良いのかもしれない。
柿の実が手付かずに残る。その木に鳥が今年は近づかない。季節移行が10日ほどずれているようにも思える。山に餌豊かか…。
サルの群れ
猿はリンゴを口に銜えて移動…だから
出っ歯か? 熟し柿が垂れる鳥突き少ない
?元旦写
1/1
新春、床の間へ 「別に工夫あり」 の書
昭和46年、山田無文老大師が上片桐の瑞応寺での晋山式に来られたことがある。
半世紀以上やさしい言葉で「禅の心」を説き、禅の国際化にも大きく貢献された禅宗の最高峰、臨済宗妙心寺派管長で
花園大学学長の山田無文師。(S62年
八十八歳亡) その収録で心に残り書を求めたが手に入らず無文師の師匠で詩、書、画に
卓越した才能を持ち天分豊かな禅僧として知られる元浄師の筆。この書を見ると「鏡のような心」法話、無文師を思い出す。
「別に工夫あり」 「菩提心を起こせ、まず人を救え」の説教 …有線放送番組表で予告紹介
故 山田無文老大師(S46写)
平成19年歳時記へ