特攻の母として慕われた鳥濱トメさん経営の食堂が復元され，特攻隊員の遺品などを展示した資料館、遺族の方が泊まれるようにと作られた旅館も隣接していた。
　
　　　　　　　　　ホタル館・富屋食堂再現　　　　　　　　　　　　　　母親代わりで、優しく飛行学校生徒に尽くされたトメさん
トメさん食堂は、昭和17年知覧に出来た飛行学校の指定食堂として、空に憧れた少年達のお世話をしたのがきっかけ。
ふるさとを遠く離れた少年達にとって、当時40才のトメが母親のように思われ、少年達はトメを「お母さん」と呼び慕い
立派に成長飛行兵（600人）として、戦地、特に沖縄へ旅立って行ったという。

・知覧平和特攻会館
昭和20年、知覧から飛び立った特攻隊員の遺書や遺品、飛行機などがたくさん展示されていた。
この尊い命の犠牲があってこそ、今の我々の幸せがあるのだと思う。涙の出る展示だった。

特攻隊　作品は彫刻家で日展審査員だった「伊藤五百亀」作とあった　　　　みんなで1枚〜平和特攻会館前で　　
　
　　　　　　　知覧平和特攻会館　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ボロボロのゼロ戦に現実味深まる

・宿泊 「白水館」　松の緑と囲まれた自然、「砂むし風呂」は印象に残るものでした。
１９６０年から開業、２００４年、日韓首脳会談が行われ、２０１７年竜王戦で羽生善治竜王の永世七冠達成
の舞台となった宿、スペースの大きさに驚かされる。
ロビーの油絵が目を惹いたが写真への照明でうまく撮れず残念。


[４月10日]
　・仙厳園・尚古集成館（世界遺産登録）と桜島　
　　　　　　　　江戸時代初期、島津光久によって築かれた別邸、庭園は他に類をみないスケールといわれる。
　　　　　　　　薩摩の歴史にふさわしく、中国・琉球文化の影響が大きいとか、歴史や文化を感じるものだった。
　　　　　　　　それだけに、「日本の近代化・工業化発祥の地」（洋式工場群）として、世界から注目された。
　　　
　　　　　　仙厳園　尚古集成館（世界遺産登録）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　桜島一望
[熊本県]　
・料亭・・城見櫓（しろみやぐら）…　熊本城を眺めながらの郷土料理
　　屋号の通り、部屋の窓から熊本城のライトアップが真正面に見え、雄大さの中でゆったりとした食事ができた。
　　美味しい阿蘇の会席料理にスタッフガールの平山さんの持て成しで、地酒焼酎も美味しく味わえた。　　

　　　　　　笑顔好く、美しい平山さんであった　　　　　　　　　　　　　　　　熊本城が部屋の窓から真正面に・・
　熊本地震の影響で熊本城は重機や補修ネットがかかって見えず残念、早期完成が待たれる。

4月11日
[宮崎県]
・石積橋と高千穂峡渓谷散策
　石積橋は南禅寺に近い水道橋を思い出すものだった。
「高千穂峡」はテレビでは目にしていたが、その実際は見応えあり感動させられた。
　　
　　　　石積橋の数多く…　水高対応　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　高千穂峡
・高千穂神社　国の重要文化財に指定され、境内の神楽殿では、年間を通じ観光用に33番の中から4番の
　神楽が実演されている。境内には夫婦杉と呼ばれる大杉（最大幹周9メートル）の秩父杉の巨木が印象に残った。
　　
　　　　　　　　　　　高千穂神社　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

・千穂の家「神楽宿」
　ここで昼食をとった。
　古代黒米を使用した素麺や、野菜の煮しめ・とうきび飯などと、椎茸や７種類の根菜を煮込んだ
　油味噌もあり、美味しく楽しめた。

　　　　　　　　千穂の家「神楽宿」　　
・熊本空港Pm3:45搭乗→
70人乗りプロペラ機で1時間20分→（名古屋中部国際空港）への飛行。

　　　　　　　乗客80人ぐらいかな〜　ANA334便
飛行機は全く揺れず、心地良い。
5時10分、名古屋セントラル着。
中央高速道をバスで一路中川村へ〜予定通り8時30分、無事3日間の意義ある楽しい旅を終えた。