平成22年
                         
    デジカメ日記 (10月)

         幼稚なもの たどたどしいもの 素朴なもの 生活に即したもの ありのままのものにいかにひかれることか
          魅力とはそうしたものだ 泥くささの中から 貧しさの中から 台所の隅から はきだめの中から真実が生まれる 

     

            
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10/30 台風14号被害免れる
覚悟していた台風14号は早朝異様に乱風を感じたが、その後強い雨風も無く夕方4時頃には無風状態となってりんご落果の心配を免れた。
  
                                    実以上に葉に関心が寄せられる
ベートーベンのこと 
暗い雨空に…午後2時過ぎ台風情報をとテレビを付けると「BS日テレ10周年」の企画で「天才作曲家・ベートーベンの生涯」(1770〜1827)が放映されていた。ベートーベンと云えば、昭和51年の海外旅行の折フランスのボンに、二階建ての生家を見学したことがある。
難聴という絶望的な孤独に立ち向かいながらの作曲人生、ベートーベンの愛した女性たちを「エリーゼのために」などの曲解説から女優でナビゲーター羽田美智子さんが現地を追いながらの取材だった。54歳でこの世を去った大作曲家の記録はとても興味深いものである。 ベートーベンの名曲の多くは魅力ある女性との出会いから生まれていたと番組は締めくくっていた。
                       
10/29 四季を味わう 「四季の会」Pm6:30〜いさわ
もう25年ほど前、私が「村消防団・第三分団」の団長を務めた時、分団幹部(12名)の親睦を大事にしようとの声から「四季の会」が生まれた。元分団長、副分団長、部長、地区班長、機関長、ラッパ長、救護長などの面々で20年余が経過した今も会は鶴の一声で集まる。
秋は松茸、冬春は猪鹿・牛肉蟹、春は山菜と地酒今錦の新酒、夏は鮎など季節の味集は2人の当番で計画準備、集会所や河原、料理屋を舞台に行っている。消防現役の頃の迫力こそ薄れたが飲み始めはいつも食べを競って後回顧現況喧々轟々に威勢が良い。
今年は松茸がまれにみる当たり年で、雑キノコと合せてあふれるほどの量が集まり鋭気を養った。皆まだまだの酒勢いがある。
10/29 残念・訃報
晩年にも精力的に絵を描かれ6年前家に見えてくださった奈良県の高橋芳雄さんが96歳で死去された。その折が90歳(写真)凄いなあと印象に強い。息さんは国際熱核融合エネルギー機構(ITER)の機構長に最近就任されフランスに御家族転住との便りを頂いた。遠い人になって芳雄さんが送ってくださった画材が尊く熱く思い出に残る。黄金分割の画法も教えていただき、東京銀座での画展にお会いもできた。ご冥福を心からお祈りします。
          
10/29 台風14号に備えて
収穫期の生産者の気持ちは複雑である。何故って”良いりんごが出来ると、できるだけ木にそのまま付けておきたい心境になる。逆に出来が悪いと早く片付けたいような気持ちになる。
1年1回の収穫、台風襲来の予報を耳にすると、りんごを取るが良いか悪いか風向きなどからギリギリまで悩むことがある。今年の紅玉は幸いに品質が良く多収なので台風来を前にたわわに実る紅玉りんごを写真に収めた。もっとも、数本しか取れず約250キロほどの取り込み作業は夜遅くまで続いた。

台風来を前に…午後6時過ぎ…

取ってしまうのが惜しい心境に… 下肢までほぼ同じ大きさの実付き



 
今日は、沖縄県の読谷村と奄美市名瀬金久町にもりんごが出て行った。台風の影響で…何日後に付くのかが気がかり…

10/28 冷たい雨
朝から、しとしとの雨降り、肌寒い陽気で居間にはストーブの火が付く。予定のりんご取りは控えた。
10/25紅玉りんごのジュース加工
りんごの選外果が増えてきたのでジュース加工を小池加工場に依頼した。
完熟した紅玉ジュースは紅色酸味深くりんご香が独特で人気があり六職園のオリジナル製品となる。限定
10/24 りんご紅玉発送
雨模様が続く予報なので、急遽紅玉の収穫をした。本来は注文を受けてからの取り込みとなる。りんごが熟すと紅玉特有の香りが増し塾期の進んだものから取り込んでいくことになる。りんご栽培は自然相手なので鳥突きなどの被害が苦になる。最も、鳥被害を受けないと言う事は不味いという事にもなるから気分は複雑…。
 
 
10/23 一輪の花・・「 トキ草」花開く
9月27日〜28日、岐阜県白川村に旅して一泊した民宿「白弓荘」の新谷さん夫妻が「これ家に帰ったら水コップに挿しておいてください」と記念に頂いた植物が、かわいい花が咲かせた。色は純白、ウチョウランによく似た優しい花で魅せられる。冬は居間で年を超し春に移植をする。
10/20りんご枝垂れ…今日の紅玉
りんご収穫は1人が木からりんごを取って投げ、1人が受け止めコンテナーに入れる。
受け手のさちは黒いりんごが飛んでくるとハシャグ…
 …今年の紅玉実付きは良好で理想的。垂れ枝栽培が日焼けを防ぎ果形の良いものとなることを木から学ぶ。



鳥突き
 りんごの味が濃くなると、急に何処からかヒヨドリやカラスが園に集まってくる。
りんごの味、塾期は空を飛ぶ鳥が一番知っている。ピーピーギャーギャーの鳴き声がとても苦になるのがこれから…。
      


りんご輝く   りんごを磨くと凄い魅力の色が出てくる。食べる前に見てを味わう。
 
         サビ果がおいしい なぜなのかなあ…?
                  
                                 
   

10/19 夜のりんご園
朝、飯田市のある女性から紅玉を買いたいと電話が入った。真っ赤な紅玉その味に「こだわり」を持たれているようである。
勤めの加減から仕事を終えての夜の果樹園を見ることに話が進んで6時半ごろ二人がみえた。
夜には昼間と異なったリンゴ園の世界がある。色濃い緑葉に黒味を帯びたりんご枝垂れに果の重さを感じる。…「どんなりんごが味が良いのか」「収穫時期は何処で決めるのか」「収穫時の注意」や「鳥の被害」など様々な問いかけを受けての時が流れた。今時でしか見られな年一度の収穫期、果樹園高台からの夜景が美しかった。
  
10/19 りんごの魅力…王様は「北斗」?
りんごは品種が多い。中で「北斗」ほど美味しいものは無いと思っている。ところがその「北斗」の栽培が難しい。
生産者の少ないのが現状で六職園にも1本だけ在るが毎年大玉には芯カビが発生し(食べるに支障は全く無い)玉割れが多い。その上、鳥突きが顕著で毎年手を拱いている。
収穫期は10月下旬頃。できるだけその後保管をする。厳寒の「完熟北斗」は香り高く食味濃厚で果肉が蜜状となってその食はたまらない。
こうした難しいりんごをどう生産に結びつけるかが課題だがそれだけに逆に面白い。
今年も又、玉数少なく玉揃いの悪い作柄に終わった。…でもこの品種を見つめると簡単に木を切る訳にはいかない魅力のりんごである。

                         高級味…の「北斗」
10/18 横浜から6年ぶり ル・シュクルの佐藤さん、来
佐藤さんは洋菓子やさんで6年前にも来られたことがある。収穫期の紅玉を視るのが今回の目的のようでとても懐かしそうだった。
農業生産の現場を現地に訪ね環境や自然、農法など直接に見て、そこに生産者を知り適地性や味を確認,しながら品定めをするようだ。誰が何処でどんな気持ちでどう生産に取り組んでいるのか、そのこだわりが双方の信頼関係を生み、生産者は消費者のために、加工者は生産者の心をつかんでの努力につながっているのかもしれない。
佐藤さんは、たわわに実る「紅玉りんご」の特に古木に関心の目を向けているようだった。
 
                      佐藤さん

10/17 りんご(ふじ)の葉摘みと玉回し
10/17 金沢から自家生野菜届く
もう10年以上に永く六職園のりんごを使って下さる金沢市の宮本さん夫妻(70代)から新鮮野菜が届いた。宮本さん夫妻は大のりんご好きで健康にりんごが欠かせないと年中求めてくださる。畑を耕し野菜作りがお二人の楽しみ健康法とされ今回お裾分けですと頂いた。
茄子に玉ねぎ2種類とジャガイモ、みんな立派に出来ていて頭が下がる。それにしても「りんご」の何が体に良いのか血圧が安定して腸、通じが良くてお医者さんから不思議がられると云われるけれど…お役に立てて嬉しく思う。感謝

          新鮮な取立て野菜は魅力
10/16 今日の紅玉
 
      

10/16 恐ろしい「カメムシの被害」
6月下旬から7月にかけての暑さでカメムシが異常発生した。結果として通常15日に1回の防除ではカメムシ駆除に効果がなかったことが分かる。害虫として特に防備しているへクサムシ、余程に注意をしてもなかなか手ごわい相手虫。 被害は予想以上でよい勉強となる。

         恐ろしい、カメムシ被害果

10/15園明るく… 「ふじ・りんご」のシルバー引き
紅玉に変わって「ふじりんご」へのシルバー引きを午後から行った。太陽の光をシルバー(銀紙)で反射させ、りんごへの着色を進め味良くさせるもので全園に引き詰めた。園の変化に毎夜出回るイノシシは、さぞかし驚くに違いない。

10/15 カエルの不思議
日増しに秋の涼しさを加え虫の声が急に聞かれなくなった。変わって今度はカエルの出番か?…りんごの木の実や葉っぱに青い小さなかわいい蛙を目にすることができる。大きな声でゲロゲロ競争のように鳴いていて違和感は無い。家の周りに特別小川もなく水田もないのに、いったいこのカエルたちは何処で孵化をし何を餌にしているのだろうか。
果樹園の虫を食べてくれているのかもしれない。樹園健全の証だとは言えこれからの寒さに「カエル君、あなたはこれからどうするの?」「冬眠?」何か信じられないようなのんびり表情の蛙たちである。
  
         手の上から離れないカエル君
10/15 季節を歩く きのこ採り
朝から松茸豊産の話題がテレビ各局で紹介されている。そこに横前さんが採ったと大きな松茸1本と「ズコ」きのこを持ってきてくれた。
見れば見るほどの感激である。匂い松茸を暫く味わえる…
 
そこで…近所の松山を15年振りに横前さんと覗いて見ることにした。山は松枯れで大荒れ昔の面影は全く無い。
松は各所に倒れ松山として見る影も無く枯れ木倒木が目立つ。枯れた松の幹に松茸に似たキノコ?を見つけるが、松茸かと近づいてみれば毒キノコ。結局「イクチちきのこ」が6本。山の変化に驚いて帰った。
     
               松枯れ見るも無残                     枯れた松の木にきのこ ?
    
10/13 別れ
渡場の斉藤隆司さんが73歳で突然に亡くなられた。魚獲り(うなぎ・ナマズ等)の名人で分からないことは親切に教えて下さった。天竜川で大きな紅マスを獲った折も早速家に駆けつけ調理をして下さった(写真下)。 いつも笑顔で親切をいただいた斉藤さんの面影優しさが思い出されてならない。
自宅にお邪魔をして最後のお別れをさせていただいた。
 
天竜川での「紅マス」                         こんなことは2度ないと照れるのは私

                                             斉藤隆司さんの見事な包丁捌き(H18 写) 
      
10/13 りんごの選果
  
10/13 大実…                                    
              
     年毎に大きくなる実銀杏・落果始まる                  

10/13  ビックリ今頃? 黄金桃…
10月中旬だというのに桃の木に残り物の桃を見つけた。品種は「黄金桃」晩生の黄肉種。果実は250g以上になる大果で、果皮は黄地に濃紅色に着色果肉は硬く熟すと柔軟多汁で糖度高く食味濃厚。そんな桃を植えて5年こんな魅力な桃はないと思っている。

10/12 秋を見る

                        コスモスと 秋菊
10/11 今日の紅玉
りんごは朝晩の冷気で色が増す。味が加わる。 古木は味が違うと云ってくれるが


 西日を受ける…     中玉生産を意識して…  
10/11 りんご消毒 ベフラン×5
10/10 今日の紅玉

    南…先方に松川町と高森町…遠くに飯田市が

 東京から板倉さんと正田さん夫妻来      雪の上に立ったようで…と眩しそう
  
           
                  硬果質りんごに…
10/9 滋賀県から新米届く
ところ変われば品変わる。米作りの本場滋賀県のお米新米を頂いた。琵琶湖の魚煮も添えて下さり嬉しく思う。今年の米の作柄は猛暑で米質が悪いと聞く。手塩にかけても自然陽気には勝てない厳しさを想像する。感謝。

10/8 パソコン交換
障害発生により止む無くの交換、プログラム修正をお願いした。今度は短時間でホームページが公開できそう。
10/7 紅玉りんご 注文受付開始
10/4 今日の紅玉
ここ10日程、朝晩の涼しさからりんご紅玉の着色が急に進んだ。味良好で出荷を迎える。例年完熟生産を心がけての収穫だが最近は早く味わいたいとの声が多く「紅玉人気」が高い。

              H22 10/4
10/4 他のリンゴ園、さちと視る
年間を通じ他所の果樹園をよく見るように心がけている。少し時間がとれたので午後急ぎさちと見て廻った。
例年足を進める下伊那郡のH農園、今年もよく努力されて勉強になる。今年のような猛暑では標高が高く夕日が弱い東面斜頚が直陽を受けず良いのかもしれない。既に「ふじりんご」にまでシルバーが敷かれ玉回し作業を進めていた。園には適地適産の理があり場所により作業が異なる。いつも親切に教えてくださるが、四季を通じて他所の果樹園をよく見ることが重要だと改めて感じた。
  
シルバーがしっかり敷かれている。支柱の仕方が勉強になる。六識園は南面斜頚なので日当りよくシルバー敷きは遅い。H農園も味にこだわり大玉は作らない。スーパー販売主体で10キロケース2段40玉が求められるということでかなり小さい玉だ。
Hさんは云う…「最初は苦しんだがここ10年ようやく味が評価されるようになってやりがいを掴んだ…嬉しい」と。
どんなに豊作でも味悪くては消費者の評価を受けることは出来ない。味に賭けるその土地土地の農法が基本である。
それにしてもHさん夫妻、息子さん家族を見ると、リンゴ愛して、リンゴが好きで、リンゴに感謝して果を見、可愛がる気持がよく伝わってくる。年々日々が勉強であることをいつも教えていただいている。感謝。
  
                           いつも熱心、努力のHさん夫妻
   
10/2 亡母の一周忌 Am10:00〜
亡母一周忌の法要を自宅で営んだ。その後墓参りをし村内「望岳莊」において会食の席をもった。
それより3日前の1日、母の一周忌にと同級生(東京在住)富永邦幸君から自作の仏画をいただいた。(8号)
画は唐招提寺の「盧舎那仏」に倣ったものといわれる。和尚さんはその「盧舎那仏」について法事の折お話を加えてくださった。
法事の席は普段とは別の感性で物事を思う時だと聞く。人は死んでもある意味で生きている。それを感じとることが生きているもの同士の「きずな」を確認し深めることにつながっているのだと改めて思った。
  
      富永邦幸さん 画                         中央が邦幸君

10/1 お世話になった「フアームサポーター」の田波さん、武田さん帰られる
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