平成21年
                         
    
デジカメ日記(7月 暮らしの話題や時評 
       時流 当たり前のようにめぐってくる一日を、当たり前と改せず「今日に感じたこと」「嬉しかったこと」
       「悲しかった
こと」「人との出会いや動植物との出会い」「自然の変化や六識園のこと」など、思いのままの人生模様…。
         
        
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平成21年の目次
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10月
11月
12月
7/30 消毒りんご 
雨多くボルドーやめ  オキシラン ダントツ ダニサラバ 5
7/29 中学生の夏休み「職場体験」学習から
村内に二日間の職場体験学習、介護施設「いわゆり荘」での中学生付き添いの送迎車で母もお世話になった。
介護される皆さんの職務お仕事に接し、介護される側にたっての見聞に中学生は何を学ばれたか。
母もいろいろな感謝の思いをもったに違いない。
  


7/28 「戻り梅雨
天候不順、日照不足  消毒が出来ない。雨による病原菌発生が心配
7/25 「ファームサポート」みなさんの力をいただいて…
果樹作業のお手伝いをファームサポーター皆さんにお世話になって既に5年が経過した。
その間、東京や千葉、埼玉神奈川愛知、静岡大阪など県外から14人の皆さんに力をいただいている。
春は花摘みから夏、秋、収穫荷造りの冬12月まで、季節に乗じた作業は限りなく、その農事に接していただいてお茶の時間、食事の時間などにはゆっくり会話も深めていただき有りのままの果樹農家を体験して頂いている。そして再度変化する農事に来ていただくケースも多い。
行政・役場振興課の企画で家族同様寝食を共にしていただく「ファームサポート」食事はできるだけ手作りで野菜山菜などを生かした煮物やオシタシ、焼き物、味噌汁、漬物など自材が喜ばれている。
皆さんりんご生産迄の成り立ちに興味をもたれ熱心に前向きに努力して下さりとても助かって、その好意に甘えさせて頂いている。さちも感謝の気持ちが強い。
今年も2回目の摘果作業や草刈を終え東京の遠藤さんが今日家を離れた。雨に濡れ汗をかかれての草刈だった。そんなにしていただかなくてもと思う時がある。また来たいと云って下さる方も多く頭が下がる。
農業は日々勉強である。変化する果、木に触れ自然に学ぶ。農業に楽しみも多い。天を仰ぎ大地土の匂い樹園に気を賭けて働いて下さるサポーター皆さんはどんな感想をもたれているのでしょう?
「風雨同舟」都市消費者との時間の共有に感謝して、少しでも四季農村、農業の日常…体験にお役に立てればと思っている。
7/23 恵みの雨… …
例年、梅雨が明けると真夏の陽光を受けての果樹園内の乾燥が問題となる。酷い時は草生が萎れ、干割れで赤土がカチカチに。その為例年土地改のスプリングクラーを利用することになるが、何でも水を多くかければ良いというものではない。晴天、日中の潅水は果の陽焼けを生じるし植物を逆に弱め病気も発生する。そして根が深くに進まず(浅根)木の為に良くない。そんな事から草丈を保持して土地水分を補うなど潅水を極力控えるようにしている。
我園の果樹栽培で注意しているのは「肥料のやりすぎ」「水のやりすぎ」「冬撰定の切りすぎ」これ全て食味に関わる項である。
                                  今日は遠藤さんと草刈に汗をかいた
7/22 今日のりんご
早生りんごは総じて果肉がボケる傾向にある。そのため如何に硬質で果汁豊かなりんごにするかに懸かる。
余り大玉にはしたくないし適度なカルシューム補給も大事になってくる。
夏りんごは適度な酸味が特徴で、秋、ふじなどの甘い蜜玉とは異なる。収穫をして消費者にいかに早く口にしていただくか、収穫期と取りたて新鮮さ保持が重要となる。
    
       シナノレッド                          芯カビはない
7/22 果樹園に生きてきた母
寝たきりの母は週3回村介護施設「いわゆり荘」にお世話になっている。介護に携わる皆さんがいつも明るく親切に接して下さり、送迎して下さることに頭が下がります。
ベットでの母との会話で「どう…元気かな」と聞くと「大丈夫」と云う言葉でかえってくる。今ははっきり言葉にならないが安心させてくれる気遣いが伝わってくる。本当は痛く辛いと思うのに…。病気になると兎角わががまになると聞いたことがあるが、母の人への気配りは絶えることなくやさしい頑固さは今も生き続けていて凄いなあと思う。
このところ送迎サービスを受ける日に雨が続くので「… …雨女だね」と顔を近くに寄せるとそれまで硬かった顔表情が少しほころび優しい笑顔を見せてくれる。妹がよく看てくれるので助かる。
言葉が思うように通じなくても顔見合わせの時間を多くとりいろいろ果樹仕事や園草花などの話を聞いてもらうことが今の自分に大事なことかと思っている。それは果樹・仕事の話を添えると母の目がグッと真剣に輝いてくるのだ。この頃涙することが多く、手足、言葉、食不自由は重いが頭は確か。母はやっぱり「六識園」リンゴ作りの主である。


7/21 今度はヒヨドリの群れ
カラスが少し少なくなったかなと思ったら…?… やっぱりどこか今年はおかしい。カラスはどう渡りをするのか。
この頃タカが飛ぶようになった。カラスの苦手な鳥なのかもしれない。
それに変えてのヒヨドリに似た鳥が出現?鳥行動が気になる毎日でもある。
    
      人の気配で鳥はパッと散る                   よく見ると電線に鳥の列

7/21 梅輝いて(梅干漬け・挑戦
花梅の鉢植えとして買い求めたものがだんだんに大きくなり田んぼの片隅に植え替えて3年。今年多くの実をつけ田波さんが収穫して下さった。余りに色鮮やかで魅せられる。酢甘い梅干を目標に作ることにした。大、中梅収穫時期はもう当に過ぎているのに…さて溶かした塩水に二晩浸けて後の酢と砂糖を生かした梅漬、これからが楽しみ。
   
           色鮮やかな梅実はまだ硬い                  塩水に浸ける

  
7/19 竹が生きる…りんごの支柱
中川村は竹林の多い村である。
りんごの摘果作業が終わると支柱立てという大事な仕事がある。近所での竹を頂けると云うのでその竹切り、枝打作業を田辺さんにも手伝って頂いて半日行った。竹は丈夫で本来冬に切るのが理想、竹林から細いものを選んで約100本が揃った。りんごの枝状を見ながら生かすことになる。
    
   りんご枝の高さ、大きさ、太さに併せて竹を選ぶ。SS消毒に邪魔にならないように考えながら…
7/18 「祝」と云うりんご
早生りんごの「祝」が1本残っている。樹齢60年以上で今年は例年より玉の伸びが良い。早生、夏物はボケやすいので収穫時期がポイントになる。肥料をやり過ぎれば味が悪くなるし玉の付け具合も品質に左右する。
   

7/18 初夏に咲く
雨が降ったり止んだり 今、花美しい
    
         盆花?                          ?

   

7/17 朝の強風・大雨そして落雷
朝6時前、周りは霞、空は異様に明るい。りんごの大木折れる。庭は見る間に水がついた。
    


716 「かわいそうなゾウ」秋山ちえ子さんの朗読から NHK
日々の果樹作業に園内でラジオを聞くことが多い。
戦争に関する本を集め小さい図書館をもたれる作家の秋山ちえ子さんが「かわいそうなゾウ」の話をNHKラジオで朗読された。「戦争のむごさ…空襲を受ける東京で市民の安全を守るため動物たちを殺さざるを得なかった飼育者の実話。餌を貰うために必死に芸をするが最後は餓死されるかわいそうな動物たちの物語」である。
今年92歳になられた秋山さんの朗読は約6分間だった。ラジオ・スタジオに聴取者から多くのファックスが寄せられその詳細に静かに聞き入る秋山さんは「感謝、ありがとうございます」の言葉を繰り返された。 戦争は本当に二度と繰り返してはならない。事解決に戦争があってはならない。

    
               果樹園にラジオ
 


7/13 草戦争
刈っても刈っても草に勢いがある。(梅雨明ける)機械がよく働いてくれるのでお陰。
    
           草刈機                    梅雨明ける  今日の雲景

7/12 リンゴと芯カビ
早生リンゴがこれからぼつぼつ色付き始める。異状に早い赤実果は切ると芯カビに犯されている。開花後の雨が影響して発生する芯カビは品種「シナノスイート」や「北斗」「ツガル」などに多い
              紅はずき                       芯カビ

7/12ひゃー”ヘビが…”
果樹園の摘果作業中、さちが突然に大きな声を出す。見ればリンゴの木の枝にヘビだ。余り大きなものではないが気持ちの良いものではない。果樹園にはカエルが多いのでそれを狙っているのかもしれない。、珍しいことである。善意に解釈すれば何かを捕ってくれる益物だ。さちの移動する方へヘビも続くので仕事にならないほどにしばらく、ハシャギっぱなしだった。
    
           ヘビが                         摘果
7/11 りんご消毒・ボルドー
大事な消毒。展着済は植物性でないと実が赤くなる。(SS 500g×5杯)
    
              SS  
     


7/9 カラス異常に集まる
ここ1ヶ月、夕方になるとカラスが群れを成して集まり近辺を飛ぶ。そのザワメキは異状で空を旋回する数、約150羽 7時30分頃になると群れは2つに大きく分かれてこの地を放れ静かになる。カラスはリンゴの青実でも突き被害は予想以上に広がり果樹農家を悩ませている。
    
          カラスの乱舞                    味が無いのに突くはカラスの仕業か



7/5 青森産サクランボ届く
青森・上北郡、おいらせ町の苫米地吉富君から尊いサクランボが届いた。こちらから送らなければならないのに、きっとHPを見て今年が全くの被害状況を知ってのことかもしれない。若き20代の頃兄弟付き合いをして頂いて、遠く離れていても、時が如何に流れても、すぐ傍に何時も居てくれているような近親間をもつ。いい男だ。
実際今年の六識園のサクランボは口に入らないほど鳥や獣にやられた。来年は敵(鳥獣)の被害無き気をかけて自家サクランボで恩返しなければならない。それにしても、年流れて20年余…逢いたいなあ…ありがとう。
   
              青森産  


       

7/5 隣組旅行  年一度のくつろぎ
今年は身近な下伊那郡でふるさとの文化や歴史を凝縮したミュージアムパーク「伊那谷道中」(飯田市山本)と昼神温泉「景山」での昼宴会に12戸21名が参加した。江戸時代から昭和初期までの街道の町並みが再現され博物館や体験館が点在する。観光事業に寄せる事業者の熱意が伝わってきた。
  
        (伊那谷道中)                      (囲炉裏)
 昼神温泉「ホテル景山」での露天風呂は大鹿の青石が見事だった。
 昼間の酒はよく効く。風呂に入って更に効いた。
7/4 嬉しいリリエンベルグ」横溝さんからの電話 
午後お茶休みの時間、川崎市麻生区、新百合入丘「ウイーン菓子工房・リリエンベルグ」の横溝さんから電話が入った。日々多忙な横溝さんからのお電話!そう思うと嬉しくなる。業界「横溝さんのお店」の本?編集でりんごに六識園を紹介できればと思っていると云う主旨のお話である。
 北信、北陸にりんご産地は幾らでもあるのに六識園りんごを心留めていただけること、こんな嬉しいことはない。
 横溝さんのお店は中央でも有名な菓子工房と他者から聞いている。けれど横溝さんは自慢めいたことを一切口にされない。5年ほど前、御夫妻で六識を訪ねて下さってから後も静かにりんごを視ていて下さったのだ。3時半摘果作業に園に出た。「味こだわりのりんご作り」やる気が又湧いてきた。頭の下がる思いである。
              摘果作業                   バラの花一輪
    
      トラもが園についてくる              今年は不作 アンズ・信州大実落ちだす
7/3 魅力のおばあさん(TV)…脳研工房・久保田カヨ子さん(77)
今日のTVで「高齢者は未来の日本の子供たちのために行動せよ」と叱咤する明るくて元気、ユーモアいっぱいのおばあちゃん(77)を見た。
今世、母子にまつわる事件など日本育児の崩壊が叫ばれて久しい。「男は男らしく、女は女らしく、大人は大人らしく、体験厚いおじいちゃんはお爺ちゃんらしく、おばあちゃんはお婆ちゃんらしく…何でない当然なことなんだけれど現況は総じて控えめ」「若人に遠慮して自分を出さない。他人を気にしての動きがある」と話される。
久保田さんの言葉は生きいき力強く有りのままに感じて嫌味がない。「考えながらの行動」「早口は回転力の良い証拠」と育児法を説かれる久保田さんのズバズバ言葉は最後まで迫力があって教えられることばかりだった。


7/2 土は生きる・六識園の大地赤土は「40万年前にできた絶滅危惧土壌
   
伊那谷で最古の堆積面が残存する………柳沢面
ここ六識園の土地は赤土で雨が降るとベタベタの粘土質で大変だ。。尤も六識園は永く草生栽培なのでベタベタ現状ではない。その土壌に拘ってみると興味深いことがだんだん視えてくる。
   
       ( 果樹園の赤土、粘土の様 )            (もぐらの穴の赤土)
 中川村村史編纂委員で自然編・地形地質を執筆された村内(下平)の寺平宏さんにお聞きした。
「ここの赤土(約1キロ離…柳沢・山郷)は「自然侵食で亡くなる絶滅危惧土壌で40万年前にできたものです」
「その赤土の有るところは熱帯性に近い環境下にできたもので地球の歴史を解き明かす上で大変重要な土なんです」
とお聞きして驚いた。
(八つ手土壌は離水期10万年前)寺平さんは「自然の実態は奥が深いのでいつでもお出かけ下さい」と云って下さった。赤土は果物作りに適していると聞く。唯の赤い土だけではないのだ。


              

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